早速ですが、みなさん、定時退社していますか?
入社したてのうちは仕事の量も少なく、定時退社を勧められることも多かったはず。でも、半年もすれば「やることないし帰っていいよ〜」なんて言ってくれる同僚はいなくなりますよね。
「早く帰れる日はあるけど、周りの人が残っているからなんとなく帰りずらい‥」
「定時退社はずるいと思われそう」
「他の人の仕事を手伝わないと嫌われるんじゃないか」
など、同僚の目を気にしてなかなか定時退社できない方に、定時退社しても嫌われないためのコツをご紹介します!是非参考にしてみてください。
定時退社はずるいのか?
「定時退社はずるくない!」
と、声を大にして言いたいところですが、実際のところずるいかどうかを判断するのは同僚であり、定時退社する人の「仕事ぶり」によります。
もし、仕事をサボっている同僚がいつも定時退社をしていて、その人の仕事の皺寄せが自分にきていたら、「あの人は仕事サボって定時退社なんてずるい!」という気持ちになりますよね。
定時退社をしてもずるいと思われないようにする為には、まず「きちんと仕事をする」ことが絶対条件となります。
定時退社のメリットとデメリット
では、きちんと仕事をした上での定時退社は良いことばかりでしょうか?
昨今、雇用主が「NO残業デー」を設けるなど定時退社が推進されていますが、定時退社にはメリットもあれば当然デメリットもあります。労働者側、雇用主側の双方から、メリット・デメリットをみてみましょう。
メリット
労働者のメリット
- プライベートの時間を確保できる
- しっかり休みエネルギーチャージができる
- 社会保険料を抑えられる
雇用主のメリット
- コスト削減
- 過労リスクの削減
- 業務効率化
デメリット
労働者のデメリット
- 周囲の目が気になる
- 残業代が少なくなる
- 翌日に回す仕事があると気になってしまう
- 早く帰りたい気持ちが先走りミスが増える
雇用主のデメリット
- 特になし
嫌われずに定時退社するための4つのコツ
先に書いた通り、ずるいと思われず定時退社するためには、「きちんと仕事をする」ことが必要になります。ですが、それは「仕事をこなすだけ」とはまた少し違います。そのコツを4つピックアップしましたので、これからお伝えしていきます。
挨拶はきちんとする
「え、そんなこと?」と思う方もいるかもしれませんが、気持ちよく挨拶してくれる人に対して、あまり悪い印象は抱きませんよね。
子どもの頃から「挨拶はきちんとしなさい」と言われるにも訳があります。
「おはようございます」
「お疲れさまです」
「お疲れ様でした」
簡単なものですが、挨拶は相手に伝わってこそ成立するもの。
新入社員以外は元気いっぱいに挨拶する必要はありませんが、相手に伝わるように挨拶しましょう。
無駄を削減している姿勢を見せる
仕事には案外「無駄」がたくさんあります。
「ずっとこうやって引き継がれてきたから、この方法でお願い」などと引き継ぎを受けたものがあれば、無駄を見つけるポイント。新規のプロジェクトなどでは無駄は見つけづらいかもしれませんが、何年も続けられている仕事などは、その当時とは状況が変わっていることがよくあるからです。
そうした仕事を引き継いだら、「なぜその方法でないといけないのか?」を確認しましょう。そして、明確な理由がなければ、どんどん無駄を省く姿勢をとっていきましょう。
無駄を省いていこうとする姿勢を見せておくことで、「業務効率化をしているから定時で帰れるんだな」と思ってもらうことができますし、「仕事に対してやる気がある」「仕事をしている」などの良い印象・評価につながります。
とはいっても、何から始めればいいのかわからないという方は、まずはパソコン操作のショートカットキーを覚えて活用してみましょう。大幅な時間短縮になる訳ではないですが、毎日の作業となればちりつもです。
基本のショートカットキーは別記事でご紹介していますので、よければこちらも参考にしてみてください。
人並みもしくはそれ以上に仕事をしているようにみせる
毎日100%全力で仕事をするのは大変ですよね。だからと言って、毎日サボっていては定時退社の際に白い目でみられるのも当然。サボる気はなくても、人並みの仕事を捌けず、人並みになろうとする努力もしていないようでは、こちらもいい印象は持たれません。
同僚の仕事量と比べて、平均的〜それ以上の仕事量をこなしましょう。
ちなみに、事務職の方には簡単に「人並みに仕事をしてそうに見せる」方法があります。それは、
電話に出ること
です。電話は時間がとられるし、それがクレームだったら本当に最悪で、多くの人が避けたくなるもの。だからこそ、電話に出るだけできちんと仕事に取り組んでいるように見られます。
職場の人数にもよりますが、「あの人全然電話にでない‥」と思われないよう、3回に1回は出るようにするなど工夫をしましょう。
同僚も定時退社すると想定して仕事をする
「定時で退社したい」という気持ちが大きくなると、自分のことだけ考えてしまいがち。でも、定時退社したいのは同僚も同じかもしれません。
自分が定時退社するにあたって同僚からされると嫌なことは、同僚に対してもしないように気をつけましょう。
特に気をつけたいのは、就業時間間際の頼み事。
緊急性のないことを就業時間に頼むのは、きっと「今お願いしておかないと忘れちゃいそうだから」といった気持ちが働くからではないでしょうか。ですが、頼まれた方は「今やっておかないと忘れるかも」「明日急に休むことになるかもしれないからやっておこう」と、就業時間間際にバタバタすることになるかもしれませんし、残業をすることになるかもしれません。
緊急性の高いことや、翌日の朝もバタバタしてお願いできないかもしれない、といった事情がある場合は仕方ないですが、そうでないことはなるべく次の日にお願いするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今日は、定時退社はずるいのかどうか、メリット・デメリットと併せて、嫌われずに定時退社するための4つのコツをご紹介しました。
- 挨拶はきちんとする
- 無駄を削減している姿勢を見せる
- 人並みもしくはそれ以上に仕事をしているようにみせる
- 同僚も定時退社すると想定して仕事をする
定時退社しても「あの人はずるい」と思われないためにも、周囲への気遣いも忘れずしっかり仕事に取り組んで、気持ちよく定時退社できるようになりましょう!