ちまきの思考

「挨拶が苦手」を克服する3つの意識づけ

「挨拶が苦手」を克服する3つの意識づけ
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今日もお疲れさまです。ちまきです。

「おはようございます」
「お疲れさまです」

挨拶は人としての基本。「挨拶は元気に!」「自分から進んで挨拶しましょう」と、子どもの頃から教わった人も多いはず。

ですが、成長とともに気恥ずかしさを感じるようになり、社会人になっても挨拶するのが苦手、という方もいらっしゃいますよね。

学生の頃なら挨拶できなくてもそれほど問題にならなかったかもしれませんが、社会人になると「挨拶できないなんて‥」と思われてしまって、肩身が狭い思いをすることも。

「挨拶するのが苦手だけど、できるようになりたい」

そういったお悩みをお持ちの方に、そもそも挨拶って何なのかということから、挨拶をすることに対する苦手意識を少しでも軽くする意識づけをご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

挨拶の語源・由来とは

「挨拶」は、
・挨(あい):押す
・拶(さつ):せまる
という2語を組みあわせてできた言葉で、仏教の禅宗で禅語として使用されていた「一挨一拶」(いちあいいっさつ)に由来すると言われています。

「一挨一拶」とは、師匠が弟子に押し問答をし、弟子の修行や悟りの深さを試すもの。この問答が転じて、お互いの心の様子を押し合い・推し量ることを指すようになり、それが現在の「挨拶」になったとされています。

挨拶不要論?やはり大切にしたい挨拶

最近、特に世代で広がりつつある「挨拶不要論」。

挨拶が要らないと考える理由として、
・義務的で意味がない
・時間の無駄
・強要されることがストレス
・嫌がられないか気を遣う
などがあるようです。

こういう理由を知ると一理あるようにも思いますが、それでもやはり、挨拶は大切だと感じます。

先にも書きましたが、挨拶は、お互いの心の様子を押し合い・推し量ること。挨拶をすることは一番簡単なコミュニケーション方法であり、互いにとって「安心感」「信頼感」など良い印象を残すにも簡単な方法です。

逆を言えば、挨拶をしないことは悪い印象を残しうる、ということ。「他人からどう思われようが関係ない!」と割り切れる方はよいですが、「なるべく円滑に、穏便に、社会と程よく関わっていきたい」と考えている人は、挨拶はできるようになっておきたいですね。

「挨拶するのが苦手だけど、できるようになりたい」
と思った方は、ぜひこのあと紹介する3つの意識づけを実践してみてください。

「挨拶が苦手」を変える意識づけ

挨拶を「自分のため」ではなく、「相手の存在を認めるため」にする

挨拶が苦手な方は、挨拶をする・しないことで他人が自分のことをどう思うか、不安に感じていませんか?

「タイミングを間違えていて、『え‥』と思われたらどうしよう」
「無視されたらどうしよう」
「挨拶を間違えて笑われたらどうしよう」
「『いつも自分から挨拶しない』と思われていないだろうか」

こうした不安を抱くのは、最終的な意識が「自分」に向いている、つまり、「自分のため」に挨拶をしているからではないでしょうか。

では、その意識を「自分」ではなく、「相手」に向けるとどうでしょう?

挨拶は一人ですることではなく、必ず相手がいてこそできること。その相手に意識を向けて挨拶をすることは、「私は今あなたのことを認識していますよ」と言葉で伝えるということになります。この「存在を認める」ということは、結果的に「安心感」にもつながってきます。

自分が相手の立場に立ち、「私の存在を認めて挨拶してくれたんだ」と思うと、「嬉しい!」とまでは思わなかったとしても、嫌な気はしないですよね。

正直、これまで100%自分に向いていた意識を相手に向けるのは、簡単なことではないと思います。ですが、「相手の存在を認めるため」に挨拶をする、そう思うと、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

挨拶は「されたら返す」に専念する

「自分から挨拶しましょう」
子どもの頃にそう教えられた方もたくさんいらっしゃると思います。
それはきっと、子どもからみれば周囲にいるのは年長者が圧倒的多数であり、「年下から年長者へ挨拶するのが当然」という暗黙の了解があったからではないでしょうか。

もちろん、臆することなく自分から挨拶ができるに越したことはありません。
ですが、どっちから挨拶をするかというのは、ほんの数秒間の出来事にすぎません。そして、本来挨拶は「先にできた方が偉い」というような競争でも、「年下が先にしなければならない」というような上下関係を示すものでもありません

実際、私が挨拶を交わす中で「この人はいつも自分から挨拶してこないな」と思うことはありませんし、多くの人もそうだと思います。

だからこそ、その数秒間の出来事に対して「自分から挨拶しなければいけない」という思いがプレッシャーとなり、余計にできなくなるのであれば、いっそそんな思い込みは捨ててしまいましょう。

自分から話しかけるのは苦手だけど、話しかけられると返事してしまう、ということもあると思います。そういう性質も利用して、まずは、一対一の場面で「挨拶されたら返す」ことから始めてみましょう。最初のうちは小さく会釈だけでも大丈夫です。回数を重ねて慣れてきたら、言葉で返す練習もしてみましょう。

挨拶をする時のトーンやボリュームは「普通」でいい

「挨拶は元気よく」
「挨拶は大きな声で」

これができる人はより良い印象を持ってもらいやすい、というのは事実です。ですが、これができないからといって、悪い印象につながる訳でもありません。

あくまでも「普通」のトーンで、「普通」のボリュームでいいのです。

この「普通」がどの程度なのかというと、トーンで言えば独り言を喋る時よりちょっとだけ明るくした程度、ボリュームで言えばパーソナルスペースの社会距離とされている1.2m(〜3.5m)の距離で相手に聞こえる程度、くらいに考えておけば良いです。

「元気に」「明るく」「大きな声」と考えるとどうしても気負いしてしましますが、そんなに頑張らなくても大丈夫。「普通」を目指してみましょう。

まとめ

「挨拶が苦手」を克服する3つの意識づけをご紹介しましたが、いかがでしたでしたか?

気合いが要らない意識づけなので、比較的ハードル低く実践しやすいのでないでしょうか。

挨拶ができるようになれば、自分に自信が持つことができるようになります。一っ飛びにできるようにはならなくても、少しずつ取り組んでいけば、きっと見えている景色は明るくなりますよ!