・新生活、ベッドが欲しいけどどれがいいか分からない。
・インテリアに合ったデザインを選びたいけど、選択肢が多すぎて迷う。
新しいベッドフレームを選ぶとき、どんな基準で選べばいいのか迷っていませんか?
見た目だけで決めてしまうと、あとで「もっと快適なものにすればよかった」と後悔することも。
特に、これから環境が大きく変わっていくカップルや夫婦にとって、心地よい空間を作りながらライフスタイルに合った家具を選ぶのは大切なポイントですよね。
この記事では、「デザイン」 と 「機能性」 の両方を兼ね備えたベッドフレームを選ぶための基本的なポイントに加え、意外と見落としがちな注意点についても詳しく解説します。
これを読んで、自分たちにぴったりのベッドフレームを見つけてみましょう!
ベッドフレーム選びの基本のポイント3つ
理想のベッドフレームを選ぶためには、基本のポイントが3つあります。
- ベッドの使い方をイメージする
- ベッドフレームの名称を知る
- ベッドフレームのサイズを測る
それぞれ解説していきますので、このポイントは必ず押さえておきましょう。
1. ベッドの使い方をイメージする
まずは使い方をしっかりとイメージすることが大事です。
・どこに配置するか
・色味や質感はどうするか
・寝る以外の用途で使うことがあるか
など、ベッドをどう使いたいか、どう見せたいかを考えてみましょう。
できる限り詳細にイメージすることで、理想のベッドフレームを探しやすくなります。
「いまいちイメージしきれていない」という方は、SNSで検索してみたり、チェックポイントを見ながら理想のお部屋のイメージを膨らませてみましょう。
・何人で使うか
・部屋の角(2辺を壁付)か真ん中(1辺を壁付)に置くか
・頭の向きは壁・窓側か部屋の内側か
・高さは空間を広く見せるために低くするか、腰掛けやすいよう高めにするか
・読書やTV鑑賞など、ソファーのような使い方をするか
・スマホの充電場所やライトは必要か
・収納は必要か
・デザインは無骨/ナチュラル/可愛い/高級感のあるもののどれがいいか
2. ベッドフレームの名称を知る
ベッドフレームを選ぶ際には、各パーツの名称を知っておく必要があります。このあとご紹介するサイズ計測のところでも必要になりますので、確認しておきましょう。
ヘッドボード
ヘッドボードはベッドフレームの頭側にある板のこと。就寝中に枕が落ちるのを防いだり、タイプによっては物を置く棚の役割などがあります。
ヘッドレスタイプ
ヘッドボードがないタイプ。壁付けする時にオススメ。
パネルタイプ
シンプルな一枚の板が付いたタイプ。
宮(棚)つきタイプ
物が置けるように棚が付いたタイプ。
クッションタイプ
名前の通りクッション性のあるタイプ。もたれ掛かりたい時にオススメ。
フットボード
ベッドフレームの足側にある板のこと。マットレスのズレを防止する役割があります。
サイドフレーム
ヘッドボードとフットボードをつなぐ、ベッドの左右にある板のこと。
床板
床板はマットレスを置くための板のこと。種類によって特性があります。
すのこ
隙間があるため、通気性は良い
板・布張り
隙間がないため、底冷えしづらい
メッシュ
スチール性のベッドフレームに多い
脚
ベッドフレームを支えるためのもの。
3. ベッドフレームのサイズを測る
ここまででなんとなくベッドフレームのイメージができたら、気になるものを検索しながらサイズを測ってみましょう。
この時のポイントは、とにかく正確に計測すること。
当たり前と思うかもしれませんが、「サイズを間違えてしまった…」「思っていたサイズと違った」という経験をされた方も少なからずいらっしゃいます。
サイズを間違えて返品となると、ベッドフレームだと梱包し直すのも大変ですし、返品送料も高くついてしまいます。だからこそ、計測時はミスのないようにくれぐれも注意しましょう。
また、サイズ計測には見落としがちなポイントもいくつかあります。この次でご紹介しますので、併せてチェックしてみてください。
ベッドフレーム選びで見落としがちな5つのポイント
ベッドフレームを選ぶ時、どうしてもサイズ感やデザインに気が取られがちですが、他にも気をつけておきたいポイントがあります。
ここからは、つい見落としてしまうポイントを5つご紹介しますので、選ぶ際の参考にしてみて下さい。
1. 床板の種類
床板は、住環境やマットレスとの相性によって、それぞれの種類でメリット・デメリットがあります。特に日本でいえば気になるのは湿気による「カビ」です。
例えば、よく使われているすのこタイプのものであれば、板・布張りのタイプと比べて、通気性はよくなりますので、マットレスの手入れの頻度も比較的少なく済みます。
その一方で、冬場は冷気の影響を受けやすかったり、マットレスのスプリングがすのこの隙間に入ってしまって、マットレス本来の機能を発揮できない、といった問題が生じることもあります。
お使いになりたいマットレスの特性や、ご自身でできる手入れの頻度なども考慮しながら、床板を選ぶようにしましょう。
2. ベッドフレームの高さとマットレスの厚み
ベッドフレーム選びの際に特に見落としがちなのは、マットレスの厚みとベッドフレームの高さの関係です。
「ベッドフレーム選びなのにマットレス?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ベッドフレームとマットレスは一緒に使うもの。だからこそ、片方ずつのサイズ感や好みだけで選んでしまうと、理想の使い方とは離れたものになってしまうことがあります。
例えば、
・マットレスは今使っている厚み25cmのものを使用
・部屋をなるべく広く見せるために、マットレス上部までの高さは膝より低め〜膝の高さくらいが理想
※身長160cmの方の膝下の長さは平均で42~44cm程度
というイメージでベッドを探しているとします。
この時に、
・床から床板までの高さ28cm
・床板からヘッドボードの高さ47cm(文庫本より2cmほど高いくらい)
の商品を選ぶとどうでしょう?
床からマットレス上部までの高さは53cmとなり、理想のイメージとは少し離れてしまいますよね。
理想の高さよりも低い場合には許容できることも多いかもしれませんが、高すぎる場合にはお部屋に圧迫感なども出てしまうため、悩みの種になることも。
ベッドフレームを選ぶ際は、マットの厚みも必ず考慮するようにしましょう。
3. ヘッドボードの高さマットレスの厚み
マットレスの厚み・ベッドフレームの高さに加えて、ベッドボードの高さも見落としがちなポイントです。
先ほどの例に、
・ベッドで読書したり、プロジェクターで映した映画を鑑賞したりしたい
・背もたれとしても使えるヘッドボードが欲しい
という条件を加えたとします。
すると、マットレス上部からのヘッドボードの高さは22cmとなり、背もたれとして使うには少し高さが足りないように感じます。
22cmは、身長162cmの筆者が座って腰骨の上くらいの高さです。
しっかりと背中を支えたいのであれば、ヘッドボードの空いている部分にももう少し高さのあるものを選ぶ方がいいことが分かります。
このように、ヘッドボードの使い方によっては、ヘッドボードの高さとマットレスの厚みについても考えておく必要があります。
4. へッドボードの背面化粧
・ベッドを壁付しない
・ベッドを(間)仕切りとして使う(頭を室内に向けて使う)
上記のような使い方を検討されている方は、ヘッドボードの背面化粧がされているかどうかもみておきましょう。
背面化粧がある場合は、間仕切りとして使用しても、インテリアとして馴染んでくれます。
一方、背面化粧がない場合は、お部屋をいくら綺麗に整えても剥き出しになった木材や配線などがが目立ってしまいます。
引っ越しの予定がある方や、まだどんな配置にするか決めきれていないという方は、背面化粧がされているものを選ぶのがオススメです。
5. ベッド下収納を使うための通路幅
収納付ベッドには
- 引き出しタイプ
- 跳ね上げタイプ(底板を上にあげて使用)
の2種類があります。
このうち、特に気をつけたいのは引き出しタイプ。このタイプの場合は、ベッドフレームのサイズに加えて、引き出しを開けるための通路幅を確保する必要があります。
ベッドフレームのサイズだけで選んでしまうと、せっかく収納付きのものを買っても活用できない、なんてことになりかねません。
サイズを計測する際は、引き出しを全て引き出した状態でのサイズも計測した上で、お部屋に合うかどうかを検討しましょう。
ポイントを押さえてお気に入りのベッドフレームを選ぼう!
この記事では、以下の内容をご紹介しました。
- 基本のポイント3つ
- ベッドの使い方をイメージする
- パーツの名称を知る
- サイズを計測する
- 見落としがちなポイント5つ
- 床板の種類
- ベッドフレームの高さとマットレスの厚み
- ヘッドボードの高さとマットレスの厚み
- ヘッドボードの背面化粧
- 収納のための通路幅
それぞれのポイントを押さえて、理想のベッドフレーム選びに役立ててみてください!